盲導犬の一生
盲導犬は、生後45日間まで母犬と一緒に過ごします。
その後パピーウォーカーのもとで家族の一員として育ち、
人間に対して信頼感や安心感を深め人間が大好きな犬に育ちます。
こうして1歳になると訓練センターにもどって訓練が始まります。
訓練は約1年間ですが、最終的に盲導犬としての適性が認められる犬は、その中の
3〜4割です。
その他の犬たちは家庭犬としてボランティアに引き取られます。訓練を終えた盲導犬は、今度は、これから一緒に暮らす目の不自由な人「盲導犬使用者」との共同訓練に
入ります。
この間に使用者は犬の世話や健康管理、社会的マナーなどを勉強します。
そして共同訓練が終了すると、いよいよ盲導犬使用者の自宅にもどって使用者と
盲導犬との生活が始まります。
このようにして盲導犬使用者は、より安全に安心して歩くことができ、外出を
楽しむことができるようになります。
盲導犬は、10〜12歳(人の年齢で60〜70歳)になると、人と同じように体力が
衰えてくるので、盲導犬としての仕事を引退します。
そうしてこの後は、リタイア犬ボランティアの家庭に迎えられて家族の一員として
余生を送ります。
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